婚活をするすべての女性へ。
あなたはすごい。とてつもなくすごい。
婚活にはお金も時間もかかる。アプリでも月に数千円、結婚相談所なら数十万円。お相手を探す時間は100時間を超えるかもしれない。
それを、婚活に割くあなたは、とてつもなく、がんばり屋なのだと。
その中でも婚活弱者である「実家暮らし・無職・外見に自信がない」女性へ、今日は武器を配りたい。
目次
婚活市場は「女余り」
そもそも「結婚したい」と願うことすら、楽な世の中じゃない。
結婚したい男性は少ないのだから。
マイナビウーマンの調査(https://woman.mynavi.jp/article/190811-6/)によれば、大都市圏のほとんどが「女余り」。
人口では男性の方が多くても、未婚で結婚したい男女を比べると、女性が多い。
1度でも婚活パーティへ参加された女性なら、この事実を体感されているはず。
婚活では、明らかに男女比がおかしい。
まともな職業についている男性、年収〇万円以上といった条件をつければ、あっという間に女が余る。
Pairsを始めとするアプリでは、一見「いいね」が大量にもらえる女性が有利に見えます。女余りなんて嘘だ、むしろ女がモテモテじゃないかと。
「真面目に結婚したい男」でふるいをかけると、モテどころか「全員、OUT」になることだってある。
婚活成功体験記は若い美人ばかりでうんざり
悩んだ末に、婚活のブログやSNSを探したことはあるだろうか。
私はある。何人も、何十人も婚活体験記を読んだ。
けれど何度も、婚活体験記にはがっかりさせられた。なぜなら、書いている女性が軒並み若い美人ばかりだからだ。
あのね、美人はモテて当たり前。そんなことは小学校から分かっていた真理でしょうに。
大人になれば化粧で多少の加工はできても、整形メイクをする技術すらない人が大半。
肌が弱くて化粧ができず、ひとりだけ Let It Go ~ありのままで~をやらされる女性も多かろう。
私は肌こそ鈍感なものの、手が鬼のように不器用。アイラインはいつも宇宙空間へ飛んでいくし、リップすら頬へのびていく。だから化粧がまともにできなかった。
未だに眉毛は毎日形が変わるし、顔面は松たか子を200発殴った感じだ。
美女が成功するのは当たり前で、結局は婚活体験記を書ける女性には美女が多い。
読めちゃう体験記を書けている時点で話も面白いだろう。そりゃモテるわ、ふざけんな。
だから決めた。婚活弱者のためにこそ、特別な武器が必要だと。
弱者が婚活で戦う武器をここで配りたい
婚活弱者、それは「実家暮らし・無職・外見に自信がない」のうち、1つ以上をそなえた女である。
この条件があると、結婚相談所でもなかなか相手が見つからないどころか、アプリでも「こいつは遊び相手」扱いを受けやすい。
何なら、付き合った後でも「こいつはキープで、本命には”ちゃんとした”子を選ぼう」などとひどい扱いを受けやすい。
付き合う前から結婚まで、とにかく障壁が増えるのだ。
ここから先は、それぞれの弱点を克服する武器を提案していく。
家暮らし女子は、相手を絞るか一人暮らしをしよう
えー、まず、実家暮らしの女性よ。できれば一人暮らしをしよう。
わかってる! いくら何でもひどい答えなのはわかってるって!
ただ、無職や外見にハンデのある女子と比べて、一番安い金額と時間で解決できるからこそ、脱実家はアリだ。
特にアラフォー女子は、実家暮らしだと「要介護の親御さんがいるんじゃないか?」「結婚したら実家で同居させられるんじゃないか?」「家事スキルがないのでは?」と変な誤解をされやすい。
実家暮らしが悪いのではない。実家暮らしであるがゆえに、招く誤解がキツイのだ。
たまに男性陣の不安を先読みしてか、マッチングアプリのプロフィールに「両親とも他界しており介護の心配はありません」と書いてしまう人がいるが、むしろサイコパスっぽさが出て引かれるのでやめておいた方が……いい。
出会う前に親の生死を知らされるのは重すぎる。
最近はシェアハウスが爆増し、一人暮らしにかかるコストがかなり下がった。都内でも月3万円台から一人暮らしが始められるので、始められるならすぐ始めたほうがいい。
だが、どうしても実家にいたまま婚活をしたいなら……。「要介護の親、結婚したら実家で同居させられそう、家事スキルゼロ」の不安を遠回しに消し飛ばすプロフィールを書こう。
たとえば、
「福岡市で働いています。フルタイムで忙しいけれど、休みはきちんと取れています。真面目なお付き合いをしたくて登録しました。相手の勤務地に合わせて転職できる職種なので、いろいろな地域の方とお会いしてみたいです。プロフィールは、料理パーティを友達と開いたときの写真です。和食が好きな人だと嬉しいです!」
という一見普通のプロフィールには、「休みにデートする時間があります。遊び相手はいりません。結婚しても親と同居しなくていいから転居可能です。料理パーティを開くくらいの家事スキルがあります」と、これでもかというほど男性にメリットのある話を織り込んでいる。
これなら出会った後で「本当は実家暮らしなの」と言われても、だから何? と、スルーしてもらえるだろう。

無職女子は、相手を超ハイスペに絞り込め
次に無職の女性だが、共働き志向がこれでもかと高まる今の時代、婚活では圧倒的に不利だ。
特にハイスペックな男性ほど、自分の資産を使いこまれるのを嫌がって同じくらい稼ぐ女性を求めがちである。
だが共働き志向は、相手のハイスペック度が年収1,000万円程度だった場合に限る。
年収数千万円を超えてくると、相手の女性が働いていようが、働いていまいが誤差になる。
想像してほしい。
自分の年収が5,000万円あったら、相手の年収が280万円あろうがゼロだろうが、どうでもよくならないだろうか?
年収2,000万円以上稼ぐ男性から話を聞くと、相手の稼ぎよりも「顔、年齢」へのリクエストが増える。
だから
無職女性は整形なり、ダイエットなりに投資したほうが婚活で成功する。
超ハイスペック男性の人口は少ないから、これは賭けに近い。
だが年収1,000万円台の共働き志向の男性にも「口だけは共働きを望むと言っているが、本音では専業主婦を募集する人」がたくさんいる。

彼らへの間口も広げる意味で、美容への投資一点集中は正しい。
さらに可能ならば「仕事より熱中したい趣味がある」と言えるようなトピックがあると最強である。演劇の道ひとすじであるとか、アートに生きているとか。
このあたりは生半可にかじったフリをする本業の方が激怒するので、ぜひ本当に試し、アートの世界へハマってみよう。
動機が婚活でも、最後に熱中できればそれでいいのだ。

外見に自信のない女性は、男余りの場を探せ
最後に、外見に自信のない女性は、これまで「誰と比べて」外見の自信を無くしてきたかを考えよう。
あなたは共学でブスといじめられて、傷ついてきたのではないか。
婚活パーティで誰からも声をかけられず、消えたい思いをしてきたのではないか。
親からの「あんたは顔がねえ……」なんて一言に、傷を負ったのではないか。
あなたは、これまで十分に頑張った。
だからもう、頑張らなくていい場所へ行くべきだ。
具体的には、男性が圧倒的に多い場所へ行こう。
この世には、男性が余って仕方がない場所がある。
たとえば、プログラミングスクール。ミリタリーファンの集い。地下アイドルのイベント会場。格ゲー、競馬、釣り、麻雀、トライアスロン、男性向けアニメ、オンラインゲーム、腕時計、格闘技、クラシック音楽、などなど……。
こういった男ばかりいる趣味のフィールドへ赴けば、あなたは誰からも比較されることはない。なぜなら、そこに比べる相手の女がいないからだ。
アプリでもPairsのように、コミュニティ機能があるものを探そう。そして男性ばかりが多い趣味のコミュニティに参加しよう。
何があっても「ディズニーが好き」「宝塚」「韓流ドラマ」コミュニティには参加しないように。
これらの趣味で人生は豊かになるが、婚活の場ではムダである。
さらに、プロフィール写真は加工しよう。盛りすぎると怪しいので、UlikeやFoodieくらいで少し盛るのがよい。カメラは顔の10cm上に掲げ、手前に45°傾ける。こうすると、自然な細い顔が映る。

服は明るい色を選び、自分の顔色がよく見えるように工夫しよう。
ベタベタだが白ワンピースを着るだけで、男性は20%増しで女性を見る。ヤサイがあるラーメン二郎と、ヤサイ抜き二郎くらいには変わる。
ワンピースはコーディネートを考える手間を省くので、ファッションが苦手な方にもおすすめだ。

そしてデート当日は、必ずプロフィール写真と同じメイクと服装をすること。こうすることで、「確かにこの人だったな」と認識してもらえるからだ。男性は顔を見る。だから外見に自信がないと、婚活弱者の中でも苦労は多い。
だが、彼らは体型も顔の一部くらいに思っているフシがある。胸をテーピングで寄せ、くびれをコルセットで作るだけでも人生は変わる。信じてほしい。

生きろ そなたが美しくなくとも
ここまで、婚活弱者に特化した対策を提案してきた。
婚活弱者は、婚活強者に比べてすべき努力が多すぎる。
しかし、弱者こそがんばり屋だ。
その努力をできるあなただからこそ、最後にはこれらの努力が報われて「大丈夫だよ。そんなこと、気にしないよ」と言って結婚する彼が現れるはずだ。
そんな彼に巡り合うまで、少しでも目に留まる確率が増えるように。
心から成婚を応援している。
