「Tinder」は、マッチングアプリの代名詞といっても過言ではない有名アプリです。
ワールドワイドに展開されているため、世界中にユーザーがおり、累計マッチ数はなんと300億!毎日2,600万以上のマッチが生まれていると公表されています。
そんな、世界最大級のマッチングアプリTinderは、果たして婚活にも使えるのでしょうか?当編集部が徹底リサーチしてみました!
目次
Tinderとは
画像引用元:Tinder公式キャプチャ
Tinderは、2012年にアメリカで生まれたマッチングアプリです。Facebookと位置情報を利用した、当時としては画期的なアプリで、瞬く間に世界中に広がりました。
正確な会員数は発表されていませんが、累計300億マッチという数字を考えますと、間違いなく億単位のユーザーがいるものと思われます。
日本では2015年ごろからユーザーが増え始めましたが、現在も「日本版Tinder」が存在するわけではなく、あくまでアメリカ発のTinderを日本語で利用する形です。しかし今後、本格的に日本進出が進められ、日本人向けのTinderが登場する見通しとなっています。
男女とも無料だから気軽に始められる!
Tinderの大きな特徴が、「男女とも無料のままで十分に使える」ということです。
ワンランク上のサービスを受けられる「Tinder Plus」「Tinder Gold」のプランもありますが、無料会員のままでも12時間ごとに120回も「Like(いいね)」を送れますし、マッチングした後は自由にメッセージを送受信できます。
「Tinder Plus」にアップグレードすると、「回数無制限でLikeできる」「スワイプのやり直しができる (リワインド)」「広告を消せる」などの特典を受けられますが、普通に使う分には無料のままでも問題ありません。
ちなみに「Tinder Plus」は月983円~、「Tinder Gold」は月1,400円~となっています。Goldのほうは、Plusの特典に加えて、「自分にLikeを送った人を閲覧できる」点が最大の特徴です。
使い方は簡単!スワイプするだけ!
Tinderがこれだけ世界中に広まった大きな理由の1つが、操作の簡単さです。
自分の写真やプロフィールを設定したら、あとはただひたすら画面に出てくる異性をチェックするだけ。気に入ればハートマークを押すか、もしくは右スワイプ。気に入らなければ、×マークを押すか左スワイプします。
特別気に入った人がいた時は、青い星マークを押すか、上スワイプすることで「Super Like」を送ることができます。通常のLikeより相手にアピールできるため、ぜひ使っていきたいところです(無料会員は1日1回まで、有料会員は1日5回まで可)。
また最近、Tinderがおすすめの10人を自動的に選んでくれる「Top Pics」という新しい機能が追加されました。これまでの傾向をもとに、その人の好みに合ったお相手をチョイスしてくれるため、とても便利です。
このように、Tinderでできるのは基本的にLikeを送るのみです。相手からもLikeが返ってきて初めてマッチングが成立し、メッセージ交換ができるようになります。
他のマッチングアプリのように、条件を細かく設定してプロフィール検索することはできず、選べるのは「年齢」と「相手との距離」だけです(半径2km~160kmまで)。
このシンプルさが、むしろ多くのユーザーの心をつかんでいます。
外国人と出会いやすい!
世界最大級のマッチングアプリであるTinderは、外国人と出会いたい人からも人気です。
日本のマッチングアプリですと、日本語のできる外国人としか出会えませんが、ワールドワイドなTinderなら日本語のできない外国人とも出会えます。実際に使ってみたところ、20人に1人くらいの割合で外国人が出てきました。
外国人にばかりLikeを送っていれば、AIが学習して、「Top Pics」で外国人を表示してくれるようになるはずです。
ただしTinderでは、最大でも半径160km圏内の人しか表示されないため、日本在住の外国人、または旅行で来日している外国人しかヒットしません。世界中の人と出会いたい場合は、有料会員になって、「自分の位置情報」を変更する必要があります。
たとえば、これから留学や移住などで海外に行く予定のある方は、その国に自分の位置情報を変更しておけば、事前に現地の異性と知り合うことが可能です!

Tinderの良い評判・口コミ
Tinderはユーザー数がとにかく多いため、ネット上の口コミもたくさん見つかります。その中から、ツイッターに流れている良い口コミを集めてみました。
Tinderで趣味が同じで、住んでる場所ほぼ近くて、話合う人とマッチしたから今日はいい日になりそう
— ゆ (@yuu_offpk) 2019年5月20日
Tinder試しにはじめてみたらみんなイケメン過ぎて引いた、逆にたまに出る普通な人に安心します、笑
— ゆき (@oy9L1rARL39wQvW) 2019年5月17日
tinderで彼氏探すのはナンセンス、みたいに言う人いるけど、前の彼氏tinderで出会ってわりとまじめに1年半弱付き合ってたし、他のペアーズとかタップル、クロスミーと比べても圧倒的にイケメンとハイスペなひと多いし見極められれば全然ありだと思ってる
— Pom (@ws8utf) 2019年5月20日
Tinderを評価する声としては、「実際に会える距離にいる人と出会える」「イケメン・美女が多い」などが多くみられます。たしかに、ちょっと使ってみただけでも、ルックスレベルの高い人がたくさん出てきます。
無料で使えるTinderには、男女とも20代の若いユーザーが多いため、自然と顔面偏差値も高くなるのでしょうね。
また、「Tinderでの出会いが真剣な交際につながった」という人もいます。無料で簡単に使えるTinderは、「マジメな出会いに向かない」というイメージが強いのですが、結局は人それぞれということですね。
しかし、ユーザー数が多いわりに、「Tinderで結婚しました!」という人はほとんど見つかりませんでした。
Tinderの悪い評判・口コミ
一方、否定的な口コミとしては以下のようなものが見つかります。
「真剣にセフレ探してます」っていうTinderの男、どう考えても真剣になるところ間違えてるだろ。
— ナタリー (@hip_bite_bug) 2018年8月6日
【婚活261日目】
数年前Tinderで出会った人と友人が結婚した。Tinderいいじゃん!と思ってちょっと前再DLしたけど、もう全然雰囲気違うのね。「真剣なお付き合いを」ってプロフィールに書いたら、「なに期待してんの?」「Tinderにヤリモクじゃない人いるわけないじゃんw」ってメッセ来て戦慄したよ…— 鳥子 (@torikonkatsu) 2019年5月20日
ネガティブな口コミの大半を占めているのが、「真剣度の低さ」についてです。
「とにかくチャラい男が多い」「セフレ探し・ヤリモク男ばかり」など、特に男性会員の質の低さを批判する声が山ほど寄せられています。しかも、Tinderでは「既婚者」を名乗る人も普通にいくらでも見つかるのです!
実際、Tinderは真剣な出会いには向かない要素がたくさんあります。
まず、年齢確認や本人確認のシステムがないこと。国内のアプリは、法律にのっとり「18歳以上であること」の確認が必須となっていますが、Tinderはアメリカのアプリのため、その法律が適用されていません。
また、「写真だけで仕分けしていく」というTinderのしくみも、婚活のような真剣な出会いには不向きといえます。
結婚相手を選ぶとなると、顔だけではなく性格・価値観・ライフスタイル・職業・年収などの要素も大切ですが、Tinderで確認できるのは顔と年齢くらいで、「くわしいことは個人的なやりとりでどうぞ」というスタンスです。
しかも既婚者も普通に混ざっていることを考えますと、マジメな出会いを求めるのは基本的に難しいでしょう。

当サイトに寄せられたTinderの評判・口コミ
当サイトの読者様から寄せていただいた口コミも、いくつかご紹介します。
やはり、「婚活には向かない」という意見が多いです。もちろん、マジメに活動している人も中にはいるはずですが、Tinderではそういう人を絞り込んで検索できないため、「総当たり戦」みたいなところがあります。
そもそもTinderは、恋愛や結婚だけを目的とした「出会い系サービス」ではなく、あくまで広範囲な「”つながり”を作るアプリ」とされていることもあって、ある程度のランダムさが1つの特徴といえるのかもしれません。
一方、外国人と出会いたい層からは一定の人気を得ているのも事実です。ただし、2018年にはTinderで知り合ったアメリカ国籍の男性に、日本女性が殺害されるという事件も起きているため、油断は禁物。時間をかけて相手をじっくり見定めることが不可欠です!
Tinderに「サクラ」はいる?
マッチングアプリや出会い系サイトにつきまとう「サクラ疑惑」。アメリカ発のTinderにもサクラはいるのかどうか、ツイッターの口コミを調べてみました。
リハビリに後輩のオススメtinderに登録してみました。
いきなりいいね4件で課金を促され、サクラ??と思って放置、、
怖いな、、
— らすた (@J4PuFlyJGl32MfR) 2019年5月20日
全力でTinderのサクラに引っかかったらどうなるんだろうと思ってたんだけど、写真DLして元ネタの人ググろうと思ったらファイル名が「明 LINE誘導用写真」で脇が甘すぎて急に飽きる pic.twitter.com/Ao2BZNlKaS
— kaho (@kmllf) 2017年10月23日
Tinderで知り合った業者と長々と茶番を続けてるなう pic.twitter.com/pV0foZIWey
— りん (@baffer_rin) 2019年5月15日
ここで紹介されている「サクラ」は、正確にはサクラではなく「業者」だと思われます。Tinder側が用意しているニセ会員ではなく、違う目的で潜り込んでいる外部の業者です。
そもそも、Tinderは男女とも無料で出会えるアプリですので、サクラを使う必要性はあまり感じられません。
他のマッチングアプリでは、メッセージのやりとりをするために有料登録が必要なところが多いため、イケメンや美人のニセ会員で釣って課金させる、という方法も考えられなくはないですが、無料でメッセージ交換できるTinderではそれも不要なはずです。
となると、注意すべきは業者ということになります。口コミにもあるように、最近特に多いのが「他サイトに誘導してくる業者」で、何かと理由をつけて有料サイトに登録させようとしてきます。
見知らぬURLが送られてきても、絶対に踏まないよう気をつけましょう。
結論!Tinderは婚活には向かない!恋活すら危険かも!?
Tinderの特性や、ネットの口コミを総合的に判断しますと、Tinderはお世辞にも「婚活向き」とはいえない、という結論に当編集部は達しました。
男女とも無料、しかも年齢確認なしで利用できること、既婚者や遊び目的の人が隠しもせず堂々と登録していること、細かいプロフィール検索ができないこと、などを考えますと、真剣に結婚相手を探している方にはおすすめできないアプリといえます。
恋人を探す「恋活」に使うにしても、注意が必要かもしれません。
ただし、この点についてはTinderも懸念しているようで、今後本格的に「日本版Tinder」を確立していくにあたり、セキュリティ対策が最重要課題と認識しているようです。
そのため、日本独自の安全機能が追加される予定である、という話も出ています。(※参考:【独占】Tinder CEO「1年で売り上げ倍増の理由と日本市場での勝算」)
東京オリンピックで外国人が大勢来日する2020年に向けて、より安全に使える「新生Tinder」が登場することに期待したいところです!
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